ピッテイ・イマジネ・ウオーモ
イタリアのフィレンツェにて、1月と6月の年2回行われる、メンズファッションブランドの展示会 。
1952年、ジョバンニ・バッテイスタ・ジョルジーニがフィレンツエピッテイ宮殿の白の間において開いた初のファッションショーがピッテイ・イマジネ・ウオーモの始まりのきっかけとなった。
ジョバンニは、世界ではまだ名が通っていないイタリアファッションに目をつけ、外国人が多くアトリエを開いていたパリで彼もアトリエを開いた。そして、1951年2月12日、フィレンツエの彼の別荘で’’イタリアハイファッションショー’’にB. Altman's Storeのジェルトウルーデ・ジミンスキー、 バーグドルフ・グッドマン のジェシカ・デイビスとジュリア・トウリセル、ヘンリーモーガンのジョン・ニクソンなど6人のアメリカのバイヤーを招待した。18人のモデルを使ったショーは、バイヤーの評判、ジャーナリストによって、海を越え大成功に終わった。2回目は7月にフィレンツエのグランド・ホテルで開かれ、3回目がピッテイ・ウオーモの始まりのきっかけとなった。1954年からは、チェントロ・デイ・フィレンツエ(後のピッテイ・イマジネ有限会社)というグループによって運営される。1960年代には、日本に市場を開拓。デパートの伊勢丹がイタリアの商品を輸入し始めた。イタリアのデザイナーの活躍を紹介する場としてその後も展示会は開催されたが、1972年9月に開催された展示会を第1回目とした。現在は、インターナショナルステータスを誇るほどファッションの最先端を走る展示会へと成長した。
2015年6月に開催された88回目には3万人のプレスやバイヤーが集まった。2017年には、1220ものブランドが6万平方メートルの展示スペースに来期のアイテムを発表。世界各国からそれらを買い付けるために多くのバイヤーが集うビジネスの展示会である。明日1月9日から93回目が開催される。今回はどんな男たちが集まるのだろうか・・・楽しみである。
ピッテイ・ウオーモ92
ピッテイ・ウオーモ91
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